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【意外と知られていないシーリング材の種類】広島市安佐南区の屋根リフォーム&外壁塗装専門店ヤネカベ にむら

新着情報豆知識 2019.03.19 (Tue) 更新

みなさんこんにちは!
広島市安佐南区の屋根リフォーム&外壁塗装専門店 ヤネカベ にむら営業担当の岩男です!
いつも現場ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回はシーリング材(コーキング)についてのお話です。

シーリングとは構造物の防水性や気密性を保持するために、継ぎ目や隙間に充填(じゅうてん)する材料の事をいいます。

他にも用途として外壁・屋根のひび割れの補修、部材の端末処理まで非常に広い範囲で使用されています。

シーリング材にはいくつかの種類があります。

シリコン、変成シリコン、ウレタン、アクリル、ポリサルファイドなどです。

シーリング材の特徴はそれぞれ異なり、特徴によって使う場所や用途も異なります。

今回はシーリング材の種類別の特徴について簡単に説明したいと思います。

 

シリコン

シリコンはコストパフォーマンスに優れており、ホームセンターでも一般的に売られています。しかし注意が必要なのが、シリコンを充填してしまうとシリコンオイルという油みたいなものが常に出続ける為、その上には塗装できません。ただし、専用プライマーを塗布すれば塗装可能な場合もあります。
コストパフォーマンスが優れてるがゆえ、ご自分で施工するオーナーさんが外壁補修等で使いがちです。
上記で説明したとおり、シリコンの上には塗料が塗れませんので、塗装屋は1回シリコンを撤去しないといけないという手間がかかってしまい、量によっては撤去代がかかってしまう場合がありますので注意が必要です。

シリコンの主な使用場所
・ガラス廻り
・キッチン廻り
・浴槽廻り

メリット
・耐久性に優れている
・比較的価格が安い
・密着性に優れていてプライマーなしでも施工できる
・乾燥が早い

デメリット
・上に塗料が塗れない
・シリコンオイルにより周囲が汚染する
・2液タイプは硬く使用しづらい 

 

変成シリコン
シリコンと名前が付いてますが、上記のシリコンとは別物です。
硬化後はシリコン系のシーリング材と違い塗装可能ですが、塗料により若干、はじき・ベタツキが発生することもあります。
耐候性にはシリコン系程ではないがよく、周辺の非汚染性にもよい特性があります。
また、柔軟性がありムーブメントの大きい金属類への使用も可能な材料です。
サイディング仕様の家の目地に使われているシーリング材はほぼ変成シリコンです。
どこに何のシーリング材を使って良いかわからない場合はこの変成シリコンを使用するのが一番無難といえます。

変成シリコンの主な使用場所
・一般建築物の内外装の目地、サッシ廻りなど
・モルタル、コンクリートの目地およびクラック(ひび割れ)、タイル目地など
・各種屋根材、各種金属の目地、接合部のシールなど

メリット
・使用用途が幅広い
・上に塗料が濡れる(ウレタンには劣る)
・周囲の汚染が少ない

デメリット
・シリコンに比べると価格が若干高い
・プライマーが必要
・上に塗る塗料によりはじき・ベタツキが発生する場合がある 

ウレタン

耐久性の高いシーリング材の一つです。硬化後はゴム弾力性を持ち、クラック補修や目地の補修に使用されます。ただし、紫外線に弱いので露出目地やガラス廻りには使用できません。
ウレタンは紫外線に弱く、充填しそのままの状態ですと、劣化しホコリを吸い付けてしまい汚れやすいため、塗膜で被せる場合に使用します。
ノンブリードタイプのものもあり、塗装後の汚染が少ないといえます。また、アルコールと反応すると硬化不良が発生するので、アルコール類を発散させる材料やシリコン系シーリング材との同時使用は不可です。.
あらかじめ上に塗料を塗る事が決まっていれば変成シリコンよりウレタンを選択した方がよい。

ウレタンの主な使用場所
・一般建築物の内外装の目地、サッシ廻りなど(充填後、塗装が必要)
・モルタル、コンクリートの目地およびクラック(ひび割れ)、タイル目地など(充填後、塗装が必要)
・ウレタン防水などの端末シールや下地処理

メリット
・耐久性が非常に高い
・上に塗料が濡れる
・変成シリコンに比べると比較的価格は安い
・上に塗装後、汚染がすくない

デメリット
・紫外線に弱く露出できない(充填後、塗装が必要)
・充填後、シーリング材が痩せる 

アクリル

硬化すると弾性体になり湿った箇所にも使用可能です。主に新築時のALCのパネル目地などに使用されますが、耐久性がありません。塗装可能ですが、リフォーム等ではほとんど使われません。

アクリルの主な使用場所
・モルタル、コンクリートの目地およびクラック(ひび割れ)、タイル目地など
・ALCのパネル目地など

メリット
・上に塗料が塗れる
・湿った箇所でも施工可能

デメリット
・耐久性が少ない
・充填後、シーリング材が痩せる
・ニーズが少ない

ポリサルファイド
耐熱性は変成シリコーン系程ではないがよく、表面にゴミ、ほこりが付きにくい特性があ
ります。一方柔軟性があまり無くムーブメントの大きい金属類への使用には適さない材料です。
また、仕上げ材により塗料を変色・軟化させることがあるため、表面に塗装する場合には、汚染防止処理を行う必要です。

ポリサルファイドの主な使用場所
・一般建築物の外装のタイル目地、サッシ廻りなど
・カーテンウォールや石目地等

メリット
・耐久性が良い
・表面にゴミ、ほこりが付きにくい

デメリット
・上に塗料を塗ると変色、軟化させる場合がある
・建物の追従性に弱い
・匂いが臭い

ヤネカベ にむらではお客様のお家・施工箇所に合ったシーリング材を選んで施工させて頂いています!

少しでも気になったら、

安佐南区の屋根リフォーム&外壁塗装 ヤネカベにむらに是非!ご相談ください!