屋根について②【広島市 安佐北区 安佐南区 府中町 廿日市市 佐伯区】
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今日は前回の続き、屋根についてのお話②です😄
瓦屋根
【主成分】
セメント、陶器
【特徴】
和瓦の重量は平均で約45㎏/㎡あります。
和瓦はほかの屋根よりも2倍~9倍も重量があります。
住宅の屋根の部分の重量が重くなるため、耐震性は良くありません。
和瓦の表面には釉薬があるものとないものがあります。
釉薬がある和瓦は表面がツルツルしているため、塗料をうまく塗ることができません。
粘土を高温で焼くことで製造される和瓦は、その材質は粘土から陶器に変化しています。
そのため、耐久年数は100年以上とも言われるほど、高い耐久性があります。
衝撃を受けてヒビや割れがない限り、和瓦自体のメンテナンスは不要です。
ただし、漆喰など屋根全体のメンテナンスは必要になります。
【主な種類】
和瓦
粘土を成形して焼き上げたもので、昔から住宅には多く使われている屋根材です。
瓦の表面に上薬(うわぐすり)を塗って焼き付けた釉薬瓦(ゆうやくがわら)がよく使われます。
また形状は和瓦、平板、マウンド系の洋風瓦などいろいろで、和風、洋風どんな家でも合わせられます。
金属瓦
現在では、木型はなく、鉄やアルミなどの金属板のみです。
徳川家康が江戸城大守や名古屋城大天守の最上階に葺いたのが始まりとも言われており、
高層建築を建てる上での瓦の重量を軽減させるために用いたと考えられています。
セメント瓦
文字通りセメントで作られた瓦です。
セメント1に対して砂が3の割合で調合したモルタルを用いて作られています。
比較的安価で、多彩な形がありました。
そのため年月が過ぎると風化し、色や表面の艶を失ってしまう欠点があったため、
吹付塗装などを行って維持管理する必要があります。
ガラス瓦
ガラス製の瓦のことです。
透明にはせず、曇らせます。
桟瓦型に造られているものがあり、天窓の代わりに粘土瓦に混ぜて
用いられることが多いです。
【劣化の特徴】
和瓦は耐久性の高い屋根材ですが、棟押さえの漆喰や谷樋などが劣化すると、
雨漏りの原因ともなる部分があり、定期的なメンテナンスが必要です。
また、台風の後などは割れやズレの心配があるので、チェックが必要となります。
最後まで、お読みいただき、誠にありがとうございました!
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