屋根の劣化サイン：見逃し厳禁のSOS【広島の屋根リフォーム・外壁塗装専門店　ヤネカベにむら】

スタッフブログ豆知識屋根外壁 2025.07.23 (Wed) 更新

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屋根の劣化サイン：見逃し厳禁のSOS

私たちの家を守る最も重要な部分の一つが屋根です。日差し、雨、風、雪など、一年を通して過酷な自然条件にさらされ、知らず知らずのうちに劣化が進んでいます。しかし、屋根は普段あまり意識しない場所にあるため、劣化のサインを見逃しがちです。

屋根の劣化を放置すると、雨漏りによる建物の構造材の腐食、カビの発生、シロアリ被害など、取り返しのつかない大きな問題に発展する可能性があります。そうなる前に、屋根からのSOSサインを見逃さないことが非常に重要です。

1 これが出たら要注意！屋根の劣化サイン
2 定期的な点検がカギ

これが出たら要注意！屋根の劣化サイン

1. 屋根材のひび割れ・欠け

最もわかりやすい劣化サインの一つが、屋根材のひび割れや欠けです。特に、スレート（コロニアル、カラーベスト）や瓦の場合、経年劣化や飛来物によってひびが入ったり、一部が欠けたりすることがあります。

スレート（コロニアル、カラーベスト）：表面の塗装が剥がれて変色している場合、防水性が低下している可能性があります。また、カビやコケが発生している場合は、屋根材の吸水率が高まっているサインです。
瓦：瓦本体にひびが入ったり、割れてしまったりしている場合は、そこから雨水が侵入するリスクが高まります。また、漆喰が剥がれていたり、ズレが生じている場合も要注意です。

これらのひび割れや欠けは、雨水の侵入経路となるだけでなく、強風で屋根材が飛散する原因にもなりかねません。

2. 苔（コケ）やカビの発生

屋根全体に苔やカビが大量に発生している場合も、劣化のサインです。苔やカビは、屋根材の表面に水分が長時間留まっている証拠であり、屋根材の防水性や耐久性が低下していることを示しています。特に、日当たりの悪い北面や谷部に多く見られます。

苔やカビが根を張ると、屋根材の表面を傷つけたり、隙間に入り込んで屋根材を浮かせたりすることがあります。これもまた、雨漏りの原因となる可能性を秘めています。

3. 色褪せ・変色

新築時やリフォーム時に施された屋根の塗装が、全体的に色褪せたり、部分的に変色したりしている場合も、劣化のサインです。塗料は紫外線や雨風によって徐々に劣化し、防水性や耐久性を失っていきます。

特に、塗膜が劣化すると、屋根材の保護機能が低下し、屋根材そのものが直接紫外線や雨風にさらされることになります。これは、屋根材の劣化を早める大きな要因となります。

4. 雨樋の破損・詰まり

屋根の雨水を集めて適切に排水する役割を担う雨樋（あまどい）。この雨樋に、ひび割れ、欠け、歪みなどの破損が見られる場合、または落ち葉や泥などで詰まっている場合も注意が必要です。

雨樋が正常に機能しないと、屋根から落ちた雨水が軒先や外壁を伝って流れ落ち、外壁の劣化や基礎への水の浸入を引き起こす可能性があります。また、雨樋の破損は、屋根からの水が屋根の構造部分に直接かかる原因にもなり得ます。

5. 雨漏り

そして、最も深刻なSOSサインが雨漏りです。天井にシミができている、壁紙が剥がれている、カビ臭い、ポタポタと水滴が落ちてくるなど、少しでも雨漏りの兆候が見られたら、すぐに専門業者に連絡してください。

雨漏りは、屋根だけでなく、建物内部の構造材や断熱材にも深刻なダメージを与える可能性があります。放置すればするほど修繕費用が高額になるだけでなく、建物の寿命を著しく縮めてしまいます。

定期的な点検がカギ

上記のような劣化サインは、地上からでは見えにくい場所にあることが多いです。そのため、定期的に専門業者による屋根点検を依頼することが非常に重要です。最低でも5～10年に一度は点検を行い、早期に劣化を発見し、適切なメンテナンスを行うことで、屋根を長持ちさせ、結果的に住まい全体の耐久性を高めることができます。

「うちの屋根は大丈夫かな？」と少しでも不安に感じたら、まずは信頼できる業者に相談し、点検を依頼することをおすすめします。早期の発見と対策が、あなたの大切な家を守る一番の秘訣です。